県別選手権も終わって一息と思ったら12月にはファイナルズ予選。そんなわけでなんか新環境の強いデッキを考えてみようってなわけですが、いちから考えるのには大変な労力が必要なんで、てっとりばやく済ませるために先週末の県別で優勝したデッキをもとに、このデッキを自分なりにバージョンアップさせてみたいと思います。

さてさて問題のデッキなんですが、限定構築でも活躍したコントロールっぽい赤緑に、新環境の強力カード《野性語りのガラク》などを追加した、対ビートダウンを意識した構成となっています。

・デッキリスト
1位:サミソユタカ(赤緑コントロール)
4 根の壁
4 包囲攻撃の司令官
3 ボガーダンのヘルカイト
4 火葬
4 肥沃な大地
2 紅蓮地獄
2 溶鉄の災難
4 獣群の呼び声
4 野生語りのガラク
3 調和
3 原初の命令
1 ウルザの工廠
4 樹上の村
4 カープルーザンの森
1 燃え柳の木立
7 森
6 山
サイドボード
3 砕岩を食うもの
3 真髄の針
3 帰化
2 紅蓮地獄
2 クァーグノス
1 デッドウッドのツリーフォーク
1 チャンドラ・ナラー

このデッキの基本的なコンセプトは、膨大なマナ加速と重量級の強力打線を組み合わせるいわば“ソーラーフレア”型とも言うべきもので、《野生語りのガラク》はデッキのコンセプトと極めてよくマッチングしており、その能力を最大限引き出すことが可能な構成となっています。また、《原初の命令》はビートダウン、コントロールの双方に対し柔軟に対応する能力を持ったカードで、デッキに良いアクセントを与えています。メインの構成は徹底的に対ビートダウンを意識していますが、サイド後はコントロールへの対応能力も持ち合わせているところも評価できます。

と、いろいろと書いているとこのデッキはほとんどいじるところがなさそうになってきましたが、もちろん弱点や突っ込みどころが無いわけではありません。まず、このデッキはおそらく現在流行している白青の氷雪コントロールに対し、ほぼ絶望的な戦いを強いられることになります。《テフェリーの堀》で緑を宣言され、赤の《物語の円》が場に登場したら、ほとんど投了を余儀なくされてしまいます。一応《原初の命令》が解決策として用意されていますが、あまり有効とはいえません。また、土地のバランス等にも疑問が残りますし、更なる色の追加なども検討の余地があります。さらに、デッキにせっかく《原初の命令》が採用されているので、生物のシルバーバレット方式といった新たな戦略などの導入も可能です。

そこで自分が提案したいのが青を加えるというアイデアです。青を加える利点として、対コントロール、特に前述の青白コントロール戦での勝率を上昇させる効果が期待できますし、マナバランスを充分に練り直せば、青を追加することは大きな負担にはならないと考えられます。以下が青を加えた場合のデッキリストの一例です。

4 根の壁
4 包囲攻撃の司令官
3 ヴェーズーヴァの多相の戦士
1 塩水の精霊
4 ボガーダンのヘルカイト
4 肥沃な大地
3 連合の秘宝
4 野生語りのガラク
3 原初の命令
4 予感
2 分解
2 ウルザの工廠
4 鮮烈な林
4 燃え柳の木立
4 ヤヴィマヤの沿岸
2 カープルーザンの森
6 森
3 山
1 島

まだまだマナバランスなんかは適当ですが、青を加えることにより《ヴェズーヴァの多相の戦士》を導入してみました。このカードはピクルスコンボを決めるのみならず、ヘルカイトや司令官との相性が良いため、充分メインから採用できるものと思われます。また、《原初の命令》を利用したピクルスへのアクセスも可能にしておきました。それから《紅蓮地獄》《溶鉄の災難》の欠落による対ビートダウンへの弱体化は、更なるマナ加速の追加によるスピードアップという形で乗り切る方針に変更しています。そのため、加速後の一撃として最も効果的なヘルカイトをさらに追加しました。

もちろんこのタイプ以外にもこのデッキの組み換えは可能です。個人的には極めて好きなタイプのデッキだし、よく出来たデッキであるとも思っています。皆さんもぜひ一度このデッキを自分なりにアレンジして、プレイしてみてはいかがでしょうか。 

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