前回はブースタードラフトの遊び方について簡単に紹介しましたが、実際には、いったい何をピックすれば強いデッキを作ることが出来るのかがある程度わからなければ、ドラフトを楽しむ事は難しいと思います。そこで今回は、ドラフトにおけるピックの簡単なこころえのようなものを書いてみようかなと思います。

さて、言うまでもありませんが、ドラフトでのピックの目的は強いデッキを作るためのパーツを集めることにあります。つまり、基本的には強いカードを取り続けてゆけばよいわけです。しかし、ただ強いカードを取り続けていっても、結局均等に5色のカードが入ったデッキや、ほとんどが4マナ5マナ以上のカードで構成されたデッキは、とても強いデッキとはいえません。そこで、ピックの上で心がけなくてはならないのは、どのようなデッキを自分が組みたいのか「デッキの完成系」を考慮しなくてはならないと言うことです。前回紹介したとおりドラフトをはじめとする限定戦では一般に40枚でデッキを構築することになります。これはあくまでも目安ですが、そのうち15〜20枚を生物、3〜8枚を呪文、16〜18枚を土地で構成するのが一般的だと思います。また、色に関しては2色(+タッチで1色)で構築することをオススメします。マナカーブも出来る限り軽い段階から、息切れしないようなもの(つまりある程度重いものも入れておくこと)を目指さなくてはなりません。以上のことを頭にいれたうえで、比較的生物重視で、色は3色程度の範囲でカードをピックすることが自分のオススメです。

では、具体的に強いカードとはどんなカードなのかちょっとした目安をあげておきましょう。生物は説明が長くなるので、今回はスペルについてです。基本的に上にいくほどより強いと自分が考えているタイプのカードです。

・1枚で場を制圧してしまうようなカード
《制圧の輝き》《梅沢の十手》など
要するに1枚で相手の生物を無力化出来るカード。1枚で決着が付きます。
・コストが赤Xの火力
《分解》《悪魔火》《猛火》など
生物を焼いてよし、プレイヤーを焼いてよし。
・全体除去
《神の怒り》《硫黄波》など
タイミングを見計らえば絶大な効果が得られる。
・場に定着する除去
《特務魔道師ヤヤ=バラード》《嵐の束縛》(これは別格でもっと上位ですが)など
除去されなければほぼ勝ち。
・ほぼ確実に場でのアドバンテージが取れるカード
《捕縛の言葉》《隷属》など
相手の生物を奪うカードに代表される。敵の生物を1体減らし、自分の生物を1体増やすことで1枚で2度おいしいカード。

他にも多々ありますが、以上の条件にあてはまるカードはいずれも強力で、滅多にお目にかかれませんが見たら必ずとるべきです。色が合わない場合でも、色を変えてでもとったほうが良いと思います。

では、次回は強い生物について検討して行きたいと思います。

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